杜の風・上原 介護員 三浦 怜雄さん

両親が介護福祉士として働く家庭で育ったこと、そして自身の原体験から自然と福祉の道を志すようになったという三浦さん。大学で福祉を学んだ後に正吉福祉会に新卒で入職し、今年で3年目を迎えます。自立支援介護の最前線で日々ご利用者とご家族と真摯に向き合う三浦さんの「介護という仕事にかける想い」を、ぜひみなさんにもお聞きいただきたいです。
両親がともに介護福祉士をしていたのがキッカケです。家でご利用者さんとのエピソードを笑顔で話している姿を見て、子どものころから「どんな仕事なんだろう?」と自然と興味を持つようになっていました。
実は、もう1つ大きなキッカケがあります。私が中学生の時に父親がくも膜下出血という大きな病気で倒れ、入院したことがありました。その時、病院の看護師さんに話を聞いていただき、精神的にものすごく助けられました。それを機に「何か人のためになることやりたい」と思うようになり、介護や福祉を幅広く学べる四年制の大学へ進学しました。
大学のゼミの教授が正吉福祉会と繋がりがありまして。「すごく勉強になる良いところだよ」と紹介していただいたのが正吉福祉会との出会いです。
実際に「杜の風・上原」の施設へ実習に行った際、ご利用者の皆さんや職員さんの笑顔がとても多かったこと、機械浴(リフト)などの設備が充実していることに驚きました。なによりも、「自立支援介護」の取り組みを目の当たりにし、「ここなら、ご本人がやりたいことを支援できる」と感じたのを覚えています、就職活動では、他の法人の選考はまったく考えておらず、「ダメだったらそのときに他を探せばいいや」という気持ちで、正吉福祉会一本で面接に臨み、無事に入職することができました。
大学では4年間介護について勉強してきましたが、「実際に働くときにその知識をどう使えばいいのか」という不安はありました。
でも、配属先の先輩たちが「歩く時はここに気をつけて」「ベッドに寝ていただく時はこういう危険性があるよ」と、本当に基礎的なところから丁寧に教えてくださいました。大学で学んだ内容を現場の実践と照らし合わせながら学ぶことができたので、そんな不安もすぐになくなっていきましたね。
入職して1年半くらい経った頃に関わらせていただいた、90代の女性のご利用者さんとのエピソードです。その方は病状が悪化して入退院を繰り返し、ベッドで過ごす時間が長くなっている状態でした。
そんな中、私はよく面会にいらっしゃっていた娘さんから昔のお話を聞かせていただく機会が多くて。私も娘さんに対して、施設で過ごすお母様のご様子をお伝えしたり、ご家族とのコミュニケーションを大切にしていました。
その後、ご本人がお亡くなりになった際、娘さんが笑顔で「皆さんに関わっていただけてよかったです。ありがとうございました」と声をかけてくださったんです。私はそれまで「亡くなること=辛いこと」というマイナスのイメージしかなかったのですが、この経験を通して、看取りのケアが決して悲しいだけのものではないと気づけました。今まで以上に、ご家族の精神的なケアを大切にするようになった出来事として、とても印象に残っています。

介護の仕事は、自分が提供したサービスがどう影響したかが、「ご利用者の笑顔」や「ありがとう」という言葉としてダイレクトに返ってきます。自分が取り組んだことや頑張ったことが、結果になって返ってくるところが一番のやりがいですね。
今後は、さらに自立支援介護を突き詰めていきたいです。法人内の「ケアエキスパート」という資格取得も視野に入れながら、ゆくゆくは自分が実践してきた体験や知識を、後輩や同じように自立支援に興味を持っている方々に教えられるような立場になりたいと思っています。
介護の勉強をしてきた学生さんも、未経験の方も、現場に出ることに最初は不安を感じると思います。でも、知識は知識として大切にしつつ、現場に出れば先輩たちが何年もかけて培ってきた「最適化されたケア」をしっかりと教えてくれます。
「まずはやってみよう」という姿勢さえあれば、どんな方でも活躍できる仕事だと思いますので、ぜひ安心して飛び込んできてください!