社会福祉法人 正吉福祉会|リクルートサイト

INTERVIEW
女性管理職が活躍中!
正吉福祉会で築いたキャリア、働く魅力について聞きました

活躍する女性3名の話を聞きに、特別養護老人ホーム「杜の風・上原」を取材しました。

1986年に東京都稲城市で設立された社会福祉法人正吉福祉会は、東京・神奈川に103ヶ所の入所・居室サービス事業所を展開。自立支援ケアに力を入れ、利用者さま一人ひとりがその人らしく生きていけるようサポートしています。今回はそんな正吉福祉会で活躍する女性3名の話を聞きに、特別養護老人ホーム「杜の風・上原」を取材しました。

副施設長 入澤 いづみ(いりさわ いづみ)さん

新卒で栄養士専門学校の講師助手となった後、正吉福祉会に管理栄養士として転職。複数施設の管理職などを経て、現在はすぎなみ正吉苑の副施設長を務める。

ケアマネジャー 大沼 栄(おおぬま さかえ)さん

新卒で介護職員として入職。ユニットリーダーなどを経験した後、出産を期に産休育休を取得。現在は在宅ケアマネジャーとして現場に復帰。

介護職チームリーダー 阿部 扶早子(あべ ふさこ)さん

中途で正吉福祉会に入職。介護職員兼生活相談員として働き始め、現在は介護職員のチームリーダーと生活相談員を兼任している。

女性管理職も多数在籍! 男女問わず活躍できる職場

※取材は感染症対策に十分に配慮しおこないました。

みなさんが正吉福祉会に入職したきっかけと、今の仕事内容を簡単に教えてください。
入澤さん:
新卒から数年は、栄養士の専門学校で講師の助手を務めていたんですが、現場経験を積みたくて正吉福祉会に入職しました。入職後10年くらいは管理栄養士として働き、その後は施設のケアマネ、調理部門の事業責任者、各種管理職を経て、去年の10月からすぎなみ正吉苑の副施設長になりました。
仕事内容は施設全体の人事配置や予算などのマネジメントをおこなっています。とは言えまだ副施設長1年目なので、勉強させてもらいながらという感じですね。
最初の半年は本当にわからないことだらけで、ここ数ヶ月でやっと全体の流れなどを把握できるようになり、課題の優先順位をつけられるようになってきました。
入澤さんは管理職の経験が多いようですが、皆さんはマネジメントをどのように学んできましたか?
入澤:
特別な勉強はしていないです。わからないことがあったらとにかく上長や前任に聞いて、すぐに解決するようにしています。わからないまま放置していると後々自分が困るので。今は私の上に施設長がいるので、その下について勉強しながら日々の仕事をこなしています。
大沼さん:
私は新卒で介護職員として正吉福祉会に入職しました。入職後はユニットリーダー、施設のケアマネ、生活相談員等の経験を経て、現在は在宅のケアマネとして働いています。
利用者さまが使う介護保険サービスの計画書作成や関係各所との調整、介護保険の給付管理などが主な仕事です。

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みなさんが正吉福祉会を選んだ決め手を教えてください。
阿部さん:
私は25歳くらいのときに社会福祉士の夜間学校へ通っていて、正吉福祉会でアルバイトをしていたんです。資格を取得したのち地元の新潟に帰り、介護施設で3年ほど働いたのですが、再び正吉福祉会に戻ってきました。
介護職員兼生活相談員として働き始め、いくつかの施設の開設に携わり、今は介護職員のチームリーダーと生活相談員を兼任しています。
でも、最初はチームリーダーなんて絶対になりたくなかったんです。当時の施設長に打診されたときは「本当に無理です!」ってすごい泣きながら訴えたのが懐かしいです。
入澤さん
え、そうだったんだ……(笑)。
阿部さん:
「本当に嫌だけど、ほかにやる人がいないならやります……」と言ってチームリーダーになったんです。でも「やるって言ったからには本気でやろう!」って気持ちを切り替えて、それからは前向きに頑張れるようになりました。

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入澤さんも阿部さんも管理職ということですが、女性管理職の方は多いのでしょうか?
入澤さん:
多いですよ。そもそも理事長も女性です。そういった意味では性別関係なく活躍できる職場ですね。
阿部さん:
正吉福祉会で働いていて、女性だから冷遇されているとか、男性だから責任を背負わされてるとか、そういう性差を感じている人はいないんじゃないでしょうか。

毎日変化があるからおもしろい。それぞれの仕事のやりがい

みなさんの仕事のやりがいについて教えてください。
入澤さん:
「この瞬間がやりがいです!」という感じではなく、毎日新しいことの連続なので飽きることなく楽しみながら働かせてもらってます。
例えばコロナの感染対策や職員への対応、新職員の教育方針、産休育休などによる欠員対応などなど、毎日いろんな課題が現れて、それを一つひとつ対処していく毎日です。本当にいろいろなことを吸収できているので毎日がおもしろいですし、それがやりがいにもつながっているのかなと思います。
大沼さん:
「毎日新しい何かが起こる」っていうのは、こういう仕事をしていたら“あるある”ですよね。
私は施設ケアマネから在宅ケアマネになったので、施設と在宅の違いに苦労しつつ、やりがいに感じる部分もありますね。何か問題が起こったときでも、施設の場合はすぐ近くに相談できる人がいたんですが、在宅だと私一人なので「こんなときどこに相談したらいいんだろう」って悩むことも多いんです。
でも、いろんな介護保険サービスの各所と調整して、その利用者さまにぴったりなサービスを提供できたときは「よっしゃ! 私一人でやってやったぞ!」っていう達成感につながります。
阿部さん:
チームリーダーの立場としてはチーム作りや教育研修の結果が実を結んだときに「チームリーダーをやってて良かった」と感じますね。
この1年で杜の風では管理職が4人異動したので、まったく新しいチームを作っていかなければいけない状態だったんです。
そのなかで、看護チーム・リハチーム・栄養チームのみんなで相談して、どのように研修をおこなっていくのか、どういう施設にしていくのかを何回も話し合いました。その研修によって職員の行動・考えが変わっていく姿や、チームが上手くまわっている様子を見ると「頑張ってよかったな」としみじみしちゃいます。
杜の風の特徴や良さを残しつつ、新しい杜の風をどう作っていくかを常に考えてきた1年でした。

自立支援ケアで個人の尊厳を大切に

杜の風の特徴はどんなところだと思いますか?
阿部さん:
この施設に限らず正吉福祉会の理念として「自立支援ケア」を大切にしています。そのケア方針が特徴と言ってもいいと思います。
元の元気な姿に少しでも近づくため、もしくは今の元気な状態を少しでも長く維持するために、毎日のご飯をしっかり食べて、水分もしっかり摂って、日中は外で散歩して、オムツは履かずちゃんとトイレで排泄する。
言葉にしてしまえばただそれだけのことなんですが、この自立支援ケアを方針として、職員みんなでコミュニケーションを取りながら同じ方向を向いて頑張っているんです。
私が正吉福祉会の前に働いていた施設では、本人の意思は関係なくオムツを履かせ、昼も夜もベッドで寝かせ、ご飯のときだけ車いすに乗せる。そんなケアをおこなっていたので、正吉福祉会では本当に利用者さん一人ひとりに寄り添っているんだなと感じています。
正吉福祉会の自立支援ケア

1日1500mlの水分摂取

1日に必要な水分排出量は2500〜2800mlです。1日の補給目安である1500ml以上の水分を、食事から摂取するようにしています。

1日1500Kcalの食事

人間は寝ているだけでも1200Kcalを消耗します。活力をつけ低栄養を防ぐために「ちゃんと食べること」を大切にしています。

歩くことは体力づくりの基本

パワーリハビリとあわせて、歩行可能な方は屋外の散歩、歩行が困難な方は歩行補助具などを用いて、毎日歩くことを支援しています。

排便はトイレで

不要な下剤は使用せず、上記のケアとともに繊維質の多い食物を摂取することで、安全なトイレ環境での生理的な排便を目指しています。

自立支援ケア(法人ページへ)

個人を尊重しながらケアされているんですね。職員として正吉福祉会の働きやすさはどうですか?
大沼さん:
すごく働きやすいですよ。私は一度、産休育休をいただいていたんですけど、妊娠中から体調を気遣ってもらい、休みやすく配慮してもらえていました。
職場復帰してからも、勤務地を家から近い場所に調整してもらったり、子どもが具合悪いときは心よく早退できたりだとか。
入澤さん:
育休は男性も取るケースが増えていますね。同じ拠点で働いている夫婦がいて、奥さんが産休をとっていたんですが最近無事出産し、今は夫婦そろって育休を取っているみたいです。
現代は共働きが多いので、男性でも子どもの送り迎えだったり、子どもの風邪だったりで半休を取る人も。
出産や育児のほかにも介護や不妊治療などいろんな事情があるので、一人ひとりの生活背景も考慮して、誰もが働きやすい環境を作っていきたいですね。
個々の事情を汲み取って、みんなで協力し合いながら施設作りをおこなっているんですね。
阿部さん:
どの施設も職種やチーム関係なく仲が良いですよね。
変に気を遣うこともありませんし、職員間のコミュニケーションもしっかり取れているので、連絡・伝達事項も滞りなく共有できます。

手厚い研修と資格支援制度で職員のスキルアップを応援!

取材に同席したシニアエリアマネージャーの川嵜達也さん(左)と一緒に

職員の教育・研修はどのように実施しているのでしょうか?
入澤さん:
共通しておこなわれるのは、入職してすぐに座学での研修が5日間ほど。そこでビジネスマナーや法人理念、基礎的な介護の知識や技術を勉強します。その後は配属先の各施設でOJT研修がおこなわれます。
大沼さん:
そのほかにも介護人材育成支援という制度があって、国家資格である介護福祉士の資格取得に向けてバックアップしてくれるんです。具体的には各種資格の通信講座を受講できたり、資格取得に必要な費用の助成をしてくれたり。手厚いサポートを受けられるんですよね。

研修・キャリアページへ

ありがとうございます。では最後に、みなさんの今後の目標を教えてください。
入澤さん:
今はただただ目の前の仕事に真摯に取り組んで、職員にとっても利用者さんにとっても過ごしやすい施設にしていきたいです。そしてゆくゆくはキャリアアップしていき、本部で働きたいです。……という野望を心に宿しつつも、謙虚に毎日を過ごします(笑)。
大沼さん:
まだ子どもが小さいので家庭のことも考えつつ、自分が勉強してきたことを職場で活かしていきたいと思っています。
在宅のケアマネとしてはまだ数年しか経っていないので、在宅ケアマネの道を突き詰めていきたいですね。
阿部さん:
今はチームリーダーとして、いかにして深いケアを実施していくか、職員にとってどんな環境が働きやすいのか、地域の方々に私たちのスキルや経験をどう還元していくかなど、正直「今どうするか」ってことしか考えていなかったです。
なので、当面の目標としては「杜の風を自分が納得できる施設にする」ってことでしょうか。
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